本校では、自己改革と教育の質向上を目指し、学校運営について評価を行い、改善に努めています。
評価は、中間と最終の年2回実施し、8分野25項目について、「4：十分に満たしている」、「3：満たしている」、「2：改善の余地がある」、「1：改善が必要」の4段階で評価しています。
また、学校関係者評価委員会を実施し、外部委員の方から学校運営についてご意見をいただいております。
令和6年度の学校運営評価の結果は、表のとおりです。
| 評価領域 | 項目数 | 主な評価内容 | 令和6年度結果 |
|---|---|---|---|
| 1 学校運営 | 3 | 教育理念・組織目標等の策定、コンプライアンスを重視した学校運営、チーム力を発揮した取組 | 3.4 |
| 2 教育課程・教育活動 | 5 | 教育目標の明示、教育内容、体系的カリキュラム運営、評価、実習時の安全体制 | 3.3 |
| 3 学習成果 | 3 | 学生の単位取得に向けた支援、国家試験の合格率、退学率の低減 | 3.5 |
| 4 入学・卒業対策、就職・進路支援 | 3 | 入学応募者確保、就職・進路支援、卒業生への支援 | 3.5 |
| 5 学生生活への支援 | 3 | 学業継続支援体制、学生の自主的活動の支援、学校運営に学生の意見反映 | 3.4 |
| 6 財政、施設設備の管理 | 4 | 適正な予算の執行・進行管理、危機管理体制の整備、施設設備・教材、学生の自主的な学習の場の確保 | 3.2 |
| 7 教職員の能力向上 | 2 | 看護教育力の向上、能力向上に対する取り組み支援 | 3.2 |
| 8 広報・地域活動 | 2 | 積極的な広報活動、地域社会の一員としての貢献 | 3.5 |
8領域の平均値は3.2ポイントから3.5ポイントで、すべての区分が「3：満たしている」以上でした。
令和6年度は、新カリキュラムが導入されて3年目となり、全学年が新カリキュラムでの学習となりました。臨地実習では新たな施設での実習が増え、特に地域に関連した実習が強化されました。
学校行事は、感染予防対策を行いながら規模を縮小し実施しておりましたが、徐々に拡大しています。
本校では、退学者が大変少ないこと、また入学時より学習支援や国家試験対策を計画的に実施し、看護師国家試験では高い合格率を維持していることなどが評価され、「区分Ⅲ 学習成果」が高評価となりました。外部評価委員からもきめ細やかな支援がされているとの意見をいただきました。
さらに就職支援を早期から実施し、個別支援も強化した結果、東京都内に100％就職することができています。入学試験の状況としては、社会人・推薦・一般入学試験のいずれも応募者が増加し、ホームページのリニューアルや学校説明会の充実などの活動が評価され、「区分Ⅳ 入学・卒業対策、就職・進路支援」や「区分Ⅷ 広報・ 地域活動」が高評価となりました。
評価のやや低かった区分は、「Ⅵ 財政、施設設備の管理」と「Ⅶ 教職員の能力向上」で、校舎の老朽化への対応や教員の研修の機会の確保など、次年度も引き続き改善に向けた取り組みを行ってまいります。