都立看護専門学校7校は、令和7年度より教育のDX化を推進しています。広尾看護専門学校はDX推進モデル校として、他校に先駆けて導入を進めています。
4月23日(金)に「臨床看護の実践 ハイリスク状況下での事故防止」という校内実習で教育用電子カルテを導入しました。2名の患者さんを受け持ちながら、臨床現場に潜む様々な危険を予測しながら安全に注射薬を投与するという内容でした。医師の指示を電子カルテで確認し、臨機応変な対応を実践していくことは非常に緊張感があり、臨床現場さながらの雰囲気を感じながらの学習となりました。事例では、急な腹痛の出現に対して、医師からの緊急注射指示を理解し、準備・投与するという内容でした。学生からは「実習で使用している電子カルテと同じだったので、まるで臨床現場で実際に働いているかのようなリアルな学びができた気がします」という感想がありました。このような緊急時の対応は病院での臨地実習で経験することは難しいため、学内の校内実習で経験できたことは看護実践力の向上につながったと思います。これからも多くの科目で教材のDX化を進めていき、効果的な学習につなげていきたいと思います。