本校三年課程の教育課程は、基礎分野、専門基礎分野、専門分野の3分野で構成されています。履修すべき総単位数(総時間数)は106単位(3015時間)となっています。
幅広い教養を学び、感じとる力を培うとともに、生命の尊厳を基盤とした豊かな人間性の醸成を通して、生活と健康の側面から人間を深く理解し、看護を考え、構成し、表現する力を養うことで、専門職業人として成長するための基礎的能力を養います。
領 域 | 科 目 | 単位 数 |
履修時期 | シラバスへの リンク |
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1年 | 2年 | 3年 | ||||
人間の理解 | 心理学 | 1 | ○ | 基礎分野(PDF:1,335KB) | ||
教育学 | 1 | ○ | ||||
論理学 | 1 | ○ | ||||
哲 学 | 1 | ○ | ||||
人間と健康 | 心の健康 | 1 | ○ | |||
運動と健康 | 1 | ○ | ||||
人間と生活 | 社会学 | 1 | ○ | |||
家族論 | 1 | ○ | ||||
文化人類学 | 1 | ○ | ||||
物理学 | 1 | ○ | ||||
情報科学 | 1 | ○ | ||||
コミュニケーション論 | 1 | ○ | ||||
英会話 | 1 | ○ | ||||
パフォーマンス論 | 1 | ○ | ||||
計 | 14 | 9 | 1 | 4 |
人間の“生きる”を支える人体の構造と機能及び障害された時の影響を学び、対象に合わせた看護を実践するための基礎的能力を養います。また、社会の変化や様々なニーズに柔軟に対応するための、保健・医療・福祉に関する基礎的能力を養います。
領 域 | 科 目 | 単位 数 |
履修時期 | シラバスへの リンク |
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1年 | 2年 | 3年 | ||||
人間の理解 | 形態機能学Ⅰ(身体の構造と機能の基礎) | 1 | ○ | 専門基礎 分野(PDF:1,868KB) |
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形態機能学Ⅱ(脳神経系・内分泌系の構造と機能・生体の防御規制) | 1 | ○ | ||||
形態機能学Ⅲ(動く・息をする・話す聞く見る・お風呂に入る・眠る) | 1 | ○ | ||||
形態機能学Ⅳ(食べる・トイレに行く・性のしくみ) | 1 | ○ | ||||
形態機能学Ⅴ(日常生活行動と生理的機能) | 1 | ○ | ||||
生化学 | 1 | ○ | ||||
人間と健康 | 疾病の発生と病理的変化 | 1 | ○ | |||
感染症と微生物 | 1 | ○ | ||||
疾病と治療Ⅰ(疾病の診断過程と検査、回復を促進する治療) | 1 | ○ | ||||
疾病と治療Ⅱ(呼吸器・循環器・腎泌尿器の疾病と治療) | 1 | ○ | ||||
疾病と治療Ⅲ(運動器・脳神経の疾病と治療) | 1 | ○ | ||||
疾病と治療Ⅳ(消化器・内分泌代謝・血液リンパ器の疾病と治療) | 1 | ○ | ||||
疾病と治療Ⅴ(自己免疫・精神・小児特有の疾病と治療) | 1 | ○ | ||||
疾病と治療Ⅵ(感覚器、女性生殖器、乳房、周産期の異常時の疾病と治療) | 1 | ○ | ||||
薬理学 | 1 | ○ | ||||
食事療法とリハビリテーション | 1 | ○ | ||||
これからの医療 | 1 | ○ | ||||
公衆衛生 | 1 | ○ | ||||
人間と生活 | 社会保障と社会福祉 | 1 | ○ | |||
医療と倫理 | 1 | ○ | ||||
医療と法律 | 1 | ○ | ||||
医療と経済 | 1 | ○ | ||||
計 | 22 | 10 | 7 | 5 |
看護の対象である人間の生を受けてから生を終えるまでのライフサイクルと、健康の意義及び保健・医療・福祉に於ける看護の機能と役割を理解し、看護の実践力となる基礎知識・技術・態度を習得します。
科 目 | 単位 数 |
履修時期 | シラバスへの リンク |
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1年 | 2年 | 3年 | |||
看護学概論 | 1 | ○ | 基礎看護学(PDF:1,286KB) | ||
看護理論 | 1 | ○ | |||
ヘルスアセスメント論 | 1 | ○ | |||
生活援助論Ⅰ | 1 | ○ | |||
生活援助論Ⅱ | 1 | ○ | |||
生活援助論Ⅲ | 1 | ○ | |||
人間関係成立の技術 | 1 | ○ | |||
看護倫理 | 1 | ○ | |||
診療の補助技術 | 1 | ○ | |||
クオリティ看護論Ⅰ | 1 | ○ | |||
クオリティ看護論Ⅱ | 1 | ○ | |||
クオリティ看護論Ⅲ | 1 | ○ | |||
計 | 12 |
地域包括ケアシステムの構築・推進を念頭に、地域で生活する人々と家族を理解し、地域における様々な場で対象と家族の暮らしを支える看護の基礎を学びます。
科 目 | 単位 数 |
履修時期 | シラバスへの リンク |
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1年 | 2年 | 3年 | |||
地域・在宅で暮らす人々の理解 | 1 | ○ | 地域・在宅 看護論(PDF:1,152KB) |
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地域・在宅看護概論 | 1 | ○ | |||
地域・在宅でのその人らしい暮らしを支える看護 | 1 | ○ | |||
在宅看護技術 | 1 | ○ | |||
ケアマネジメント | 1 | ○ | |||
在宅看護の展開 | 1 | ○ | |||
計 | 6 |
成人期にある人を生活者としての視点から理解し、健康問題を抱えた成人の主体性を尊重した意思決定ができるように関わり、健康でその人らしく生活することを医療の側面から支えるために必要な援助を提供することの基礎的能力を養います。
科 目 | 単位 数 |
履修時期 | シラバスへの リンク |
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1年 | 2年 | 3年 | |||
成人看護学概論 | 1 | ○ | 成人看護学(PDF:1,094KB) | ||
生命の危機状況にある人の生きているを支える看護 | 1 | ○ | |||
手術を受ける人の生きていくを支える看護 | 1 | ○ | |||
病とともに暮らすを支える看護 | 1 | ○ | |||
生活機能障害のある人の暮らすを支える看護 | 1 | ○ | |||
その人らしく生きるを支える看護 | 1 | ○ | |||
計 | 6 |
老年期にある人と家族および支える人々を理解し、その人らしく生きるための看護を実践できる基礎的能力を養います。
科 目 | 単位 数 |
履修時期 | シラバスへの リンク |
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1年 | 2年 | 3年 | |||
老年看護学概論 | 1 | ○ | 老年看護学(PDF:892KB) | ||
高齢者の生活機能を整える看護 | 1 | ○ | |||
高齢者の生きるを支える看護 | 1 | ○ | |||
認知機能が低下した高齢者の暮らすを支える看護 | 1 | ○ | |||
計 | 4 |
子どもの権利の尊重を基盤として、成長発達過程を理解し、生き生きとその子らしく生活できるよう、最良の健康状態の保持・増進および健康障害の程度や発達段階に適した看護を理解します。
科 目 | 単位 数 |
履修時期 | シラバスへの リンク |
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1年 | 2年 | 3年 | |||
子どもの成長発達と看護 | 1 | ○ | 小児看護学(PDF:558KB) | ||
子どものヘルスプロモーションを支える看護 | 1 | ○ | |||
子どもの健康状態に応じた看護 | 1 | ○ | |||
子どもの成長発達を支える看護 | 1 | ○ | |||
計 | 4 |
(注)東京都立看護専門学校学則においては、「子ども」を「子供」と表記します。
性の側面を踏まえて、総合的に人間を捉えるとともに、妊娠・分娩・産褥・新生児期にある人とその家族の看護に必要な知識・技術・態度を学びます。
科 目 | 単位 数 |
履修時期 | シラバスへの リンク |
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1年 | 2年 | 3年 | |||
母性看護学概論 | 1 | ○ | 母性看護学(PDF:918KB) | ||
妊婦・産婦の生命(いのち)の育みを支える看護 | 1 | ○ | |||
褥婦・新生児の生命(いのち)の育みを支える看護 | 1 | ○ | |||
生命(いのち)の育みを支える看護の展開 | 1 | ○ | |||
計 | 4 |
精神の健康の保持・増進、精神に障害がありながらその人らしく生きるための支援に必要な基礎的能力を養います。
科 目 | 単位 数 |
履修時期 | シラバスへの リンク |
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1年 | 2年 | 3年 | |||
精神看護学概論 | 1 | ○ | 精神看護学(PDF:1,032KB) | ||
精神に障害がある人を支える看護の基本 | 1 | ○ | |||
精神の障害とともに生きるを支える看護 | 1 | ○ | |||
精神の障害とともに地域で暮らすを支える看護 | 1 | ○ | |||
計 | 4 |
看護に求められている社会的ニーズを理解し、個人と集団と社会に対し、適切な看護を提供できるよう、既習学習の知識と技術を統合して、実践できる能力を養います。
科 目 | 単位 数 |
履修時期 | シラバスへの リンク |
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1年 | 2年 | 3年 | |||
看護マネジメントとキャリア論Ⅰ | 1 | ○ | 看護の 統合と実践(PDF:1,106KB) |
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看護マネジメントとキャリア論Ⅱ | 1 | ○ | |||
医療安全と看護Ⅰ | 1 | ○ | |||
医療安全と看護Ⅱ | 1 | ○ | |||
災害看護・国際看護 | 1 | ○ | |||
臨床看護の実践 | 1 | ○ | |||
地域特性と看護 | 1 | ○ | |||
計 | 7 |
看護の実践を通し、知識・技術・態度を統合し、「人間に対する深い理解」「切れ目のない看護実践」「専門職としての倫理観」「対人関係能力」「多職種との協働」を行うための基礎的能力を養うことを目的とします。
科 目 | ね ら い | [4つの力]の コア部分 |
[生活の概念]の コア部分 |
看護学 領域 |
単位 数 |
履修 時期 |
シラバスへの リンク |
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看護の 基礎実習Ⅰ |
看護の対象となる人を取り巻く環境と看護活動を理解し、「感じるとる力」を育み看護について理解を深める。 | 「感じ取る力」を育む実習 | 「生きていく」を理解する実習 | 基礎 看護学 |
1 | 1年 | 臨地実習(PDF:1,168KB) |
看護の 基礎実習Ⅱ |
健康障害を持つ人の「生きていく」を理解し、日常生活の援助を通して、状態に応じた看護の技術と方法の基礎を習得する。 | 「感じ取る力」を育む実習 | 「生きていく」を理解する実習 | 基礎 看護学 |
3 | 1年 | |
その人らしさを 考える看護実習 |
成人・老年期にある人の発達課題と生活上のニーズを理解し、看護過程のプロセスを用いて、援助の実際を学び、その人らしく生活するために必要な看護を考える。 | 「考え構成する力」を育む実習 | 「生きていく」を支える実習 | 成人・老年 看護学 |
2 | 2年 | |
地域での暮らしを支える看護実習 | 看護専門学校が置かれた地域の実情に合わせ、地域包括ケアシステムにおける看護の多様性と継続性を学び、ケアマネジメントや多職種連携を体験する中で「表現する力」を育む。 | 「表現する力」を育む実習 | 「生きていく」・「暮らす」を支える実習 | 地域・在宅 看護論 |
2 | 2~3年 | |
その人らしさを 支える看護実習Ⅰ |
成人・老年期にある生命活動が脅かされた状態にある人を理解し、「生きている」「生きていく」を支える看護(周手術期・救急・集中治療下の看護)の実際を学ぶ。 | 「表現する力」を育む実習 | 「生きている」・「生きていく」を支える実習 | 成人・老年 看護学 |
2 | 2~3年 | |
看護学 | |||||||
その人らしさを 支える看護実習Ⅱ |
成人・老年期にある健康維持および生活行動の営みが困難となった人が、自立・自律して「生きていく」あるいは「暮らす」を支えるための援助の実際を学ぶ。 | 「表現する力」を育む実習 | 「生きていく」・「暮らす」を支える実習 | 成人・老年 看護学 |
2 | 2~3年 | |
その人らしさを 支える看護実習Ⅲ |
成人・老年期にあるエンドオブライフケアが必要な人とその家族を理解し、「その人らしく生きる」こと考え、それを支えるために必要な看護の実際を学ぶ。 | 「表現する力」を育む実習 | 「その人らしく生きる」を支える実習 | 成人・老年 看護学 |
2 | 2~3年 | |
その人らしさを 支える看護実習Ⅳ |
精神に障害があり医療及び保護が必要な場で生きる人、地域において暮らす人との関わりを通し、その人らしい生活を支える看護、社会資源や支援の実際を学ぶ。 | 「表現する力」を育む実習 | 「その人らしく生きる」を支える実習 | 精神 看護学 |
2 | 2~3年 | |
成長発達を 支える看護実習 |
子どもの生活や療育・教育を中心とする場と治療や看護を受けながら生活をする場において、成長発達を支え、その子らしさが発揮でき、健康を保持増進できるような看護実践を学ぶ。 | 「表現する力」を育む実習 | 「生きている」・「生きていく」を支える実習 | 小児 看護学 |
2 | 2~3年 | |
生命の育みを 支える看護実習 |
ハイリスク状態を含む妊娠・分娩・産褥・新生児期にある対象の理解と必要な看護について学ぶ。さらに、より健やかな母子関係の成立と生命を育む家族が円滑かつ健やかに生活するための支援について学ぶ。 | 「表現する力」を育む実習 | 「生きている」・「生きていく」を支える実習 | 母性 看護学 |
2 | 2~3年 | |
看護の 統合実習 |
既習の知識・技術・態度を統合し、臨床判断を用いてさらなる看護実践力の向上を目指す。さらに、将来の看護師像を確立し、自身の課題を明確にする。 | 「表現する力」を発揮する実習 | 「その人らしく生きる」を支える実習 | 看護の統合 と実践 |
3 | 3年 | |
計 | 23 |