小雪舞う令和7年3月4日(火曜日)、南多摩看護専門学校の学生78名が卒業式を迎えました。
卒業式に先立ち、卒業式記念講演を行い、『全国骨髄バンク推進連絡協議会』副会長の 大谷貴子先生を講師にお招きしました。
大谷先生は、まだ日本に骨髄バンクが無かった時代にご自身が白血病に罹患され、日本の骨髄バンク創設に向けて尽力された第一人者です。
先生からは、白血病と診断されたときのことや、骨髄バンク創設までのご苦労と経緯、骨髄バンクにより救われている全国の多くの患者さんの様子をご紹介いただきました。
卒業式では、3年間の厳しい学業・実習と、去る2月16日に行われた第114回看護師国家試験を乗り越えた卒業生は、凛とした晴れやかな姿で式典に臨みました。
来賓には、日頃から本校の教育に多大なるご支援をいただいている、東京都立多摩南部地域病院院長の桂川秀雄様と、稲城市立病院看護部長の板林恵子様にご祝辞をいただきました。
その後、前川 久恵校長より、卒業生一人一人厳かな表情で卒業証書を受け取りました。
前川校長の式辞では、新任期の荒波を乗り越える「3つのおまじない~『えらいぞ。私』、『五十歩百歩にこだわる』、『明けない夜はない』」をキーワードに、「これからの社会を切り拓いていくのは、あなた達若い人です。五十歩百歩にこだわって、小さな進歩でも自分でほめる、そして辛い時は夜明けを信じて耐える、辛い時には、このおまじないを思い出してください。」とエールが送られました。
答辞では、卒業生の代表から、3年間の思い出や家族・先生方への感謝の気持ち、看護師として社会へ羽ばたく未来への決意が述べられました。
職員一同、これからも巣立った皆さんを応援していきます。