Language

実習報告(2年生)

更新日:2023.10.17 その他

 令和6年7月に、9日間の「その人らしさを考える看護実習」に行かせていただきました。この実習では主に、成人・老年期の患者さんを受け持たせていただき、患者さんの抱える疾患や病態、日常生活上の看護問題をとらえ、看護援助を実践します。また、援助の根拠となる「看護過程」を初めて展開しました。「看護過程」とは、患者さんに関する情報を①健康知覚・健康管理、②栄養・代謝、③排泄、④活動・運動、⑤睡眠・休息、⑥認知・知覚、⑦自己知覚・自己概念、⑧役割・関係、⑨セクシュアリティ・生殖、⑩コーピング・ストレス、⑪価値・信念という11のカテゴリーに分けて分析(アセスメント)し、看護診断をたて、必要な援助を看護計画に基づいて実践・展開していくプロセスです。

 実習中は、患者さんに必要な援助を自分が的確にとらえられているのか、患者さんの回復や安楽に繋げられているのか、不安な部分が多くありました。しかし、実習先の病院では臨床指導者さんが学生の指導についてくださり、私たち一人一人に、援助に対する助言や、悩んでいる部分への助言をしてくださいました。温かく受け入れ、見守ってくださっていることで、安心して実習に臨むことができました。また、実習先には当校の卒業生がたくさん活躍されていました。先輩方の存在は、私たちにとってはとても心強く、「私もこんな看護師になりたい」と憧れると共に、目標にもなりました。

 今回の実習で9日間、1人の患者さんを受け持たせて頂き、コミュニケーションや援助をさせて頂くことができました。そして看護過程を展開するという貴重な経験をさせていただきました。患者さんからは「ありがとう」という感謝の言葉まで頂くことができ、とても励みとなり、看護師を目指す気持ちがより一層強くなりました。今後も学びを深め、看護師になるという目標に向けて努力し続けていきたいと思います。

 最後に、私たち実習生を臨地で温かく迎えて下さった患者様、病院関係者の方々に感謝申し上げます。