桜満開の4月初旬に入学式を行います。
入学式で、新入生は一人ひとり名前を呼ばれます。これからの勉強への少しの不安と看護師になるという大きな期待に胸を膨らませながら、一緒に入学した仲間とともに看護師への第一歩を踏み出します。
4月中旬には、校内アリーナとグランドで防災訓練・防犯講習会を実施します。
防災訓練では、避難訓練に続き、青梅消防署の協力のもと「煙」「消火」「地震」などの体験を行います。
防犯講習会では、青梅警察署の方から交通安全、最近の犯罪と防止策などについての講習を受けます。
4月下旬には、青梅市総合体育館をお借りして、体育祭を行います。
それぞれのクラスカラーのハチマキをして、クラスによっては揃いのクラスTシャツを作り、色とりどりの服装で競います。
種目は、体育祭委員がその年ごとに決定しますが、バスケットボール、バレーボール、フットサル、玉入れ、ドッチボールなどが行われます。
入学したばかりの1年生にとっては、新たな友達と話す良い機会となります。2年生、3年生はこれまで築いてきたチームワークが発揮され、応援にも団結力が感じられます。
4月下旬には、2年生の戴帽式を行います。
看護師の象徴であるナースキャップを戴くことで、看護師としての道を歩んでいく自覚を深めます。
また、ナイチンゲールの看護の心を意味する灯(ともしび)を受け継ぐことで、看護師になる決意を自身の心にともす記念すべき式典です。
ナースキャップを戴いた後、「親火(おやび)」と呼ばれる大きなロウソクから、学生はそれぞれに持つロウソクに灯を分けていただき、灯を手に会場に進んでいきます。会場は厳かな雰囲気に包まれます。
学生は、自分たちで考えた「誓いの言葉」を全員で唱和し、看護師を目指す責任と自覚を深めていきます。
戴帽式が終わると、本格的な臨地実習が始まります。
5月に体験入学を行います。
毎年、高校生から社会人の方まで幅広くご参加いただいています。
在校生による校内案内ツアーでは実際の教室などを回ります。
ミニ講義では、聴診器を使用して模擬モデルの心臓の音や肺の音を聞く体験や感染予防行動として手指消毒剤で手を清潔にしてから、グローブとエプロンを装着する体験などを行います。
懇談会では在校生や教員を交え、参加者の方から「入学試験や学校生活、学習方法、実習」など多岐にわたる質問を受け、在校生が経験を基に本音でお答えします。
3月に卒業した卒業生を対象に、毎年6月頃にホームカミングデイを行います。
ホームカミングデイとは、卒業生と在学生、教職員とが交流するイベントです。
在学生である3年生に向けて、卒業生より就職後の仕事の現況と、国家試験までの勉強方法を伝え、エールを送ります。
卒業生同士では、配属病棟と仕事の近況報告、現在の心境などを交えて伝え合い、教職員と共に懇談会を行います。
また、写真スライドで入学から卒業までの思い出を上映します。
ホームカミングデイの参加を機会に、今後の看護職への活力となって欲しいです。
11月上旬に、2日間にわたり青看祭を開催します。
1日目は、在校生のみの開催です。クラス発表、3年生の実習成果報告となるケーススタディの発表などが行われます。
クラス発表は、それぞれのクラスの個性が発揮され発表が見どころです。3年生のケーススタディ発表は、これから臨地実習に向かう1年生、2年生にとっては、臨地実習での看護を知る良い機会となります。
2日目は、一般公開を行います。クラス研究発表掲示、古本市、有志によるダンスやバンド演奏など、来校いただいた方と学生とが共に楽しめるような内容です。
教員による公開講座も同時開催します。
学生が自分に合った進路を選び、卒業後に看護師として活躍できるよう、求人情報の提供をはじめ、就職試験対策(模擬面接や小論文指導など)や就職ガイダンスの開催などを行っています。
1年生の7月には、就職ガイダンスの導入を行い、2年生の7月には本格的な進路ガイダンスを行います。 11月には、東京都ナースプラザの方より就職活動に向けた具体的なアドバイスをいただき、実習病院、重症心身障害児・者入所施設などから各施設の特徴などを聞く説明会を開催します。2月には、施設の方に来校いただき、ブース形式での説明会を開催します。
3月初旬には、卒業式を行います。一人ひとり名前を呼ばれ、卒業証書を受け取ります。
卒業生は、3年間の思い出や未来への思いを込めた別れの歌を全員で合唱します。
卒業式を終え、新たな看護の道へと歩き始めます。