6月12日(金曜日)、「戴帽式」を行いました。戴帽式の前に記念講演があり、認定特定非営利活動法人 magies tokyo 共同代表理事 鈴木美穂様より「24歳で乳がんを経験した私が看護を志す皆さんにお伝えしたいこと」というご講演いただきました。講演の中で「病気を抱えている人は、患者である前に人です。目の前の人がもし自分の大切な人だったらということを考え、今後の看護に活かしてほしいです。」とお言葉をいただきました。大変興味深い内容で、講演後には学生からの質問も多くありました。
講演の様子
戴帽式では、看護師の象徴であるナースキャップを戴帽した後灯を受け取り、戴帽生全員で考えた誓いの言葉を力強く宣誓しました。
その後、鈴木教子校長の式辞では、「看護は高い倫理性と豊かな人間性が求められ、生涯をかけて極めるに相応しい仕事だと思います。困難に直面しても自分を信じて諦めずに夢を追いかけてください」と励ましの言葉が送られました。
祝辞として東京都立駒込病院看護部長 石渡奈津江様より「看護とは、手と目を使って行います。看護の看は、観察、思いやりの目、ぬくもりの手が重なり合い、看護の護は、命を守るという意味があります。この意味を忘れず、患者さんの言葉に耳を傾けられる看護師になって欲しいです。」と、看護の先輩より熱いメッセージを頂きました。
3年生代表の励ましの辞では、「患者さんとの出会いを大切にして、仲間と共に励まし合いながら一緒に頑張りましょう」と、エールが送られました。
戴帽式賛歌として「空も飛べるはず」を合唱し、終了しました。
看護師になる決意を新たに、2年生は7月から始まる実習で看護を学びます。
都立荏原看護専門学校は、今後も学生の「看護師になりたい」という気持ちを大切に、学生の学びをサポートしていきます。
戴帽式の様子 3年生からの励ましの辞の様子