以下にあげるものは、主に必要となる経費の概算です。この他、副教材として購入が必要になるものや、実習中の交通費、国家試験対策費用などが必要になります。
以上のとおり、卒業まで概算で約100万円必要になります。
※上記の経費に、個人にかかる生活費(家賃・食費・諸経費)は含まれておりませんのでご注意ください。
学校が窓口となって取り扱っている奨学金は、次の3種類です。いずれも貸付機関による審査があります。詳細については、本校ホームページ「学生支援(奨学金制度)」を参照されるか、各機関にお問い合わせください。
基本的には、本人及び同一世帯(扶養関係者は必ず)と連帯保証人、保証人の方を含む全員の収入を確認できる書類が求められます。なお、審査基準は一般に公表されていません。
東京都看護師等修学資金(第一種)では、卒業・免許取得後、直ちに都内の指定施設(都内の200床未満の中小病院等)において引き続き5年間看護業務に従事した場合に返還金が免除される制度があります。また、日本学生支援機構の給付型の奨学金があります。詳細は、日本学生支援機構にお問い合わせください。
休学の場合は一旦「保留(休止)」となり、復学により再度貸与が継続します。退学の場合は「停止」となり、翌月から返還が始まります。
当校は東京都が設置した学校で、都内の看護師数を充足することを目的としています。そのため授業料などをできる限り低くする一方、運営費の大部分は都民の税金でまかなっています。こうした事情から、卒業後は都民の健康に寄与するために都内就職を勧めています。
また、推薦入試と社会人入試は特別枠入試のため、「卒業後、看護師として都内に就業する意思があること」が受験資格となっています。
都立の看護学校は都立病院の附属校ではありませんので、都立病院に就職希望の場合は東京都の実施する試験に合格する必要があります。また、実習病院もそれぞれ採用試験があります。
就職ガイダンスをはじめ、模擬面接、論文添削、就職活動中の相談、カウンセリングを行なっています。
実習病院(東京都多摩地区に多い)をはじめ、都立病院、国立病院、民間病院と様々です。
就職は学校が斡旋するものではなく、自分で探し、受験し、内定を得るよう指導しています。年齢を問わず、就職できるかは日々の勉強や実習をはじめとする個人の努力によると思われます。また、病院によって受験できる年齢に違いがありますので、早いうちから色々な病院の情報を収集すると良いでしょう。
寮には定員(1学年あたり19室程度)があります。また、入寮にあたっては選考がありますので、希望者が全員入寮できるとは限りません。
3月中はまだ3年生が居住してる場合があり、退寮後のハウスクリーニングも時間を要します。よって4月1日の入寮は原則できません。また、例年入学式の前日など入寮日が指定されます。
個室です。なお、寮は災害時の救済を第二条件にしているため、被災などにより相部屋(後から二人部屋)になる場合もあります。
食事は付いていません。自炊できる設備があります。
一例としては、冷蔵庫、洗濯機、鍋、食器、寝具などが必要になります。なお、ベッド、学習机、椅子とカーテン、エアコン、照明器具は備え付けられています。
門限は22時です。このほか、規則により、一定の制約があります。
外泊は事前に学校への届出を行なうことで可能です。無断外泊は禁止しています。
アルバイトは勉強との両立が難しいうえ、アルバイトを理由に門限に遅刻することは認めていません。寮の規則を守れないと退寮していただく場合がありますので、アルバイトはできないとお考えください。
寮自治会として、掃除当番や寮会への出席など規則に従った行動と役割が求められます。
友人の宿泊は認めません。寮生が病気や怪我をし、家族の付き添いが必要となる特別な場合に限り認める場合があります。その場合でも学校で所定の手続を取る必要があります。
寮には駐車場はありません。また、学校の駐車場は業務用ですので、車の持ち込みはできません。
職員の勤務時間である日中(9時から17時)は病院紹介等はできますが、寮の部屋での看護などはできません。
帰省の義務はありませんが、家族への報告を兼ねて帰省されることを勧めています。
当校は公立のため、アパートやマンションを斡旋することはできません。学校周辺あるいは駅周辺に不動産屋が何件かありますので、そちらで探すことをお勧めします。
ここ数年就労経験のある方の受験、入学が増えています。男女問わず30代、40代の学生はいます。
ワンピースとパンツタイプの2種類があります。
乗用車やバイクでの通学は、認めていません。自転車通学は認めています。
病院のほかには、保育園や地域の精神共同作業所、在宅訪問看護ステーションなどでの実習があります。本校ホームページ「本校の教育(主な実習先)」をご参照ください。
実習時間は、施設によって異なりますが、おおよそ午前8時から午後4時45分までです。実習先は、学校でローテーションを組みますので、選択はできません。
欠席扱いとなります。勉学と子育てを両立する場合は、入学前から子育てのサポート体制を整えておくことをお勧めします。欠席が多いと単位取得が難しくなり、3年間での卒業が難しくなります。
早退の場合、欠課扱いとなります。欠課時間が多いと単位未修了になる場合もあります。保育時間の延長あるいは家族が保育園の迎えをするなど授業に専念できる体制を入学前に整えることをお勧めします。
当校は昼間課程ですので、日中の就労はできません。また、勉学との両立を考えると夜間就労あるいはアルバイトをすることはお勧めできません。
単に学校行事として参加するのではなく、学生が主体的に企画・実施することに意義をおいています。(課外授業として位置づけています。)チーム医療に必要となる協調性やリーダーシップなどが求められ、学生は年齢を問わす必ず参加しています。
食事を取るための設備はありますが、調理施設が無いため、食事の提供はありません。
サークル活動がありますが、希望者のみです。
校医相談のほか、金曜日に臨床心理士によるカウンセリングが無料で利用できます。(予約制)
一部の4年制大学を卒業すると、看護師のほか、さらに助産師または保健師の受験資格を得られることもあります。どちらも看護師国家試験の受験資格が得られるという点では同じです。また、3年課程の看護専門学校の卒業者は、卒業後に助産師または保健師の学校に進学・卒業すると、同様に助産師または保健師の受験資格を得ることができます。このほか、卒業後に大学3年生に編入して資格を得る方法もあります。なお、当校からは、毎年3名程度が進学しています。
緑豊かな多摩地区にあり、学生のアメニティに配慮した設備が整っています。実習施設は大学病院、公立病院等があり、さまざまな現場での体験ができます。国家試験合格率の高さからみても学習環境に恵まれています。